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百舌鳥八幡宮

所伝によれば、神功皇后が三韓征討の事終えて難波に御帰りになった時、この百舌鳥の地に御心を留められ幾万年の後までもこの処に鎮りまして、天下泰平民万人を守ろうという御誓願を立てられ、八幡大神の宣託をうけて欽明天皇の時代に、この地を万代(もず)と称し、ここに神社を創建してお祀りされたと伝えられている。その後社運次第に隆昌に赴き、朝野の崇敬愈々厚く、王朝時代には社僧四十八ケ寺、社家三百六十人、神領寺領八百町歩を擁した。  古い記録としては、現在滋賀県長浜町に応安六年在銘の古梵鐘がある。これはもと本社の什物である。その銘文中に「近衛天皇の仁平年間に本社の梵鐘が鋳造された」旨記されている。又、山城石清水八幡宮所蔵の古文書には、後白河天皇の保元三年に、当社が石清水八幡宮の別宮となっていたことが見える。また後宇多天皇の建治年間には、三百石の年貢米を本宮たる石清水八幡宮に納めていたことが記されている。
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詳細データ

名 称:百舌鳥八幡宮

〒591-8037 堺市北区百舌鳥赤畑町5-706  地図

電話:072-252-1089

アクセス:JR阪和線百舌鳥駅下車 徒歩10分

サイト:http://www.mozu8.com/

駐車場:有り ※秋祭り時は使用不可

百舌鳥八幡の名誉宮司 工藤俊之さんにふとん太鼓や相撲との関わりについてお話を伺ってきました。

百舌鳥八幡
百舌鳥八幡の名誉宮司 工藤俊之さま(右)と弊社代表取締役 立花孔一

百舌鳥八幡宮秋祭りは仲秋の名月に当たる旧暦8月15日にかけて行われるため月見祭と呼ばれています。稲の成熟期を迎え豊作を祈るための祭りと、八幡宮に伝わる放生会と、満月を祝う風習とが習合して神社の例祭となったもので、記録によると300年以上の伝統があり、近年は勇壮華麗なふとん太鼓で有名です。

本殿に向かう正面の石段を、ふとん太鼓を担いで上がる姿は勇壮で圧巻だそうです。「百舌鳥地区ではあの重いふとん太鼓を担ぎ続けるんでね、担ぎ手は交代しながら担ぐんです。それでね、周りについている房を大きく揺らして、内側の違う色をきれいに見せることを『房の花を咲かせる』って言うて、その美しさを競うんです。宮入後は境内に9町の大太鼓、小太鼓(子供太鼓)各9台が小屋を構えライトアップなんかをしてね趣向を凝らして盛り上がりますよ」とお話くださいました。

今年で11年目になる相撲部屋の宿舎についてもお聞きしました。「百舌鳥八幡宮周辺では昔から草相撲が盛んで、お祭りの時には、若い衆が相撲を取っていたんです。村ごとに代表者(世話人)がいて土俵もありました。」また「この近くの陵南中学校には、相撲部があって、中学校にも土俵があったんですよ」とお話しを聞いていても昔から相撲との関わりは深いようです。

そうして境内に土俵があったことから十数年前にある人を通じて親方と出会い、大阪場所の際には百舌鳥八幡に宿舎を置くようになったそうです。草相撲などの地域の関わりが少なくなった今、こうして相撲部屋が来ることで、地域の人たちも多く見学に来ていただけます。そして大阪場所1週間前の日曜日には部屋からふるまいちゃんこも催され、賑わいを見せます。
百舌鳥八幡
大相撲3月場所になると、追手風部屋が宿舎を構え色とりどりののぼりが立ち風物詩となっています。

百舌鳥八幡
樹齢約800年の大楠。大阪府の天然記念物に指定されています。
百舌鳥八幡
他の神社では見たことの無いくらい、大きくて立派な絵馬殿にはたくさんの絵馬が奉納されていました。
百舌鳥八幡

百舌鳥八幡
境内に大きな池があり、橋を渡ると弁天社と水天宮社が有ります。

御祭礼

1月1日 年越祭 0:00~ 歳旦祭 8:00~
1月2日 古式弓道射初式 11:00~12:00
百舌鳥八幡_弓道
射間距離 60m の大的を競射する日置(ヘキ)流の奉納礼射式で、的奉行(主宰者)、弓太郎(第一射手)、小射手(第二射手)、関(第三射手)、 采振(審判)、 日記(記録者) など 16名の諸役により、古式に則り、境内特設射場において行われる。天下泰平五穀豊饒を祈念し、大阪府弓道連盟の師範の方々により演じられる。泉州地方では唯一 の行事である。演技動作に関して、見学者のための同時解説が行われる。
1月3日 珠算はじき初め式 13:00~於境内絵馬殿
堺珠算協会主催で実施される。堺市の珠算教室の生徒たちが、珠算玉型の絵馬を珠算を模擬した絵馬かけに奉納し、珠算の上達を願う。 また はじき初めで は、パソコンを併用したコーナーを設けられ、一般の人たちも珠算を楽しむことができる。
1月15日 とんど神事 14:00~各家庭より持ち寄った古いしめなわ、わら 竹などで、とんどを組み立て、年間の無病息災 家内安全を祈願して焚きあげる。
3月12日 初午祭 16:00~ 餅まき行事
9月13~14日 ふとん太鼓
宮入宮出
※ふとん太鼓運行は旧暦8月15日に近い土曜、日曜 に行われるため現行暦では毎年変わります。
宮入 11:00~22:30
宮出 10:00~22:00
放生祭(稚児行列) 11:00~11:30 稚児約80名の奉仕による境内の放生池に稚魚を放ち生き物の成長を祈る神事
百舌鳥八幡宮
11月1日~31日 七五三詣 七五三詣りは,男児の3歳と5歳、女児の3歳と7歳の年の11月に神社に参詣してお子様の成長を報告し、日々の無事を感謝し将来のご加護を祈念し、子どもの成長を祝う行事です。※10月中旬以降受付可能です

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